「母は海に還り、まだ幼かった弟とは海で別れたわ」



―――幼い頃の悲しい記憶。



「私にとって海は大切な人達との別れの場所なの」



―――大切な人達との出会いの場所でもあるけれど。



「だから、というわけではないのだけれど」



―――決して、そんなことはないのだけれど。



フレアのしなやかな指がそっとトロイの手に触れ、
わずかに躊躇いをみせた後、優しく包み込んだ。



「貴方と別れるのも、なんとなく海のような気がするわ」



Love has a logic of its own.


君へのオモイ5title.(2)


記憶。気後れ。気落ちする。






どういう意味かは聞かないで、私にも分からないから。


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